2023年9月30日松村先生へ贈る追悼コンサート

記念冊子へのお言葉

BBS
アイコン設定
投稿者さん使い方

サイトに書き込まれた新しいコメントをお読みになる場合、スマホの機種によっては再読込(リロード)が必要になることがあります。
再読込の方法は機種によって異なりますが、「画面中の↻マークを押す」または 「画面を下に引っ張る」をお試しください。
掲示板の主旨に反する投稿は掲載されません。掲載の是非は管理者が判断いたします。予めご了承願います。
寝屋川市音楽連盟さん (8soq06ki)2023/8/11 07:37 (No.872106)削除
松村先生追悼文
松村先生には寝屋川音楽祭の折に、 合唱指揮者として、
また第九演奏会では合唱指導、そして本番の合唱団員としてのご出演など、
多岐にわたりお世話になりました。
先生のご指導は丁寧でわかりやすく、 そしてユーモアがありとっても楽しかったです。
本当にありがとうございました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
寝屋川市音楽連盟
返信
松田早苗(旧姓 吉田)さん (8te8grb5)2023/8/1 23:39 (No.863780)削除
松村先生へ
 私は先生が新任教師として寝屋川六中に赴任された時の新入生でした。最初は、先生はブラスバンド部の顧問で、私はバスケット部に入部しましたし、授業も受け持っていただいていなかったので、当時はクラス数もたいへん多く、お名前しか存じあげませんでした。それが、1年生の途中で私が合唱部へ移り、2年生の時に先生が合唱部の顧問となられて、中学校生活が大きく変わりました。それまでは楽しく歌うことがいちばんのクラブだったのが、「コンクールにでてみないか」という先生のひとことから、まるで運動部のように毎日猛練習が始まりました。
 発声練習・パート練習・合唱と計画的にすすめられる練習に、私はのめり込みました。コンクールがどんなものかもわからないのに、「賞をとる」つもりで練習していました。先生の指導もとても熱心でしたが、まだまだ指導初心者であったため、部員とぶつかることもありました。あとからお聞きしたことですが「女の子の指導は難しい。どうしたらええんや・・・」と悩んでおられたそうですね。
 先生の合唱仲間が指導されていた、深野中学校とも何度か合同練習をした思い出があります。その練習後には、決まって「大あっちむいてホイ大会」が開かれて、とても楽しかったことを覚えています。ちょっとでも私たち部員が気持ちよく練習できるようにと工夫してくださっていたのだと思います。
 記念すべきコンクール初出場曲は課題曲「レモン色の霧よ」自由曲「鮎の歌」でしたね。怖いもの知らずの私たち部員でしたが、やはりコンクールの雰囲気にのまれてしまいました。もちろん賞どころではなく失敗してしまい、さんざんな結果でした。先生ご自身も指揮を間違えてしまったと、反省の言葉を口にされていました。でも、それは私たち部員の落ち込んだ気持ちを思ってだったように思います。 
 先生の指揮といえば初めのころは、身振り手振りが大きく、時にはジャンプジャンプジャンプの指揮で、私たちは「みつばちマッツ」と呼んでいました。その後、指揮や指導法についても勉強されて、さらに指導にも熱がはいっていていかれました。
 3年生になる時には、部長に選んでいただき、先生の教えの下、さらに一生懸命に練習をしました。するとコンクールで、なんと参加2年目の無名の六中が奨励賞(だったと思います)を受賞したのです。先生も私たち部員も大阪中の合唱関係者が(おおげさですね)驚きました。先生の合唱指導者としてのお名前が、ここから有名になっていかれたと思います。
 卒業後もたいへんお世話になりました。教育実習では指導教官になっていただきました。六中へは産休講師として赴任しましたが、その時も優しく厳しくご指導していただきました。合唱指導の研修旅行にも連れて行っていただきました。また、私の結婚式では、とてもすてきなスピーチをしていただきましたね。ありがとうございました。
 先生との思い出は書ききれないほどたくさんあります。そして私が定年したら、また先生と一緒に歌って、思い出を増やしていきたいと思っていました。特に最初に取り組んだ「レモン色の霧よ」と「鮎の歌」をもう一度歌って、ちゃんと完成させたかったです。でも、それは無理になってしまいました。とても残念です。
 私の中で先生を思い出すときは、若くて飛び跳ねていた「みつばちマッツ」の先生です。そして私も中学生だった乙女の私に戻っています。これからはこの思い出をたいせつにして、楽しく音楽を続けていきたいと思います。
 先生、50年近く合唱をご指導してくださりありがとうございました。ゆっくりおやすみください。ご冥福をお祈り申し上げます。
      松田早苗(旧姓 吉田)
返信

Copyright © 松村先生へ贈ることば, All Rights Reserved.